中間組織の役割
● 中間組織:市場取引と内部取引の中間に位置する取引様式=主体間の継続的取引
・ 中間組織の鍵概念:「取引特殊的資産」(=利用価値が特定取引に限られた資産、他の取引への移転が困難)
例:特定相手との取引に特殊な技能への投資(得意先業務に関する教育やノウハウ蓄積)、特定製品製造の専用設備投資、取引先近辺での設備投資
・ 取引特殊資産が重要な場合
→資産保護(資産価値喪失の回避)のために取引を内部か中間組織で行う
・ 内部化せず中間組織で取引するメリット:競争原理の利用、管理コストが小さい、固定費/リスク負担軽減、取引相手間の新発見/相互学習による革新、権威によらない円滑なコミュニケーション
● 取引コストと信頼
・ パートナー間の相互作用や信頼構築を通じて取引コストが経時てきに低下
・ 企業間の信頼
(a) 能力に対する信頼(相手が技術・経営能力の点で十分役割を果たせるという期待)
(b) 約束厳守の信頼(相手が文書や口頭での約束を守るであろう期待)
(c) 善意に基づく信頼(相手が自社の要求や業績改善につながるあらゆる機会をとらえて非限定的に対応するという期待)
・ 信頼関係
→パートナー行動の不確実性削減、パートナーの機会主義的行動への不安緩和、パートナーの当該関係へコミットメント向上→信頼関係のあるパートナーとの取引コストの低下