取引コストについて
(1) 取引コスト
● 市場と組織:取引の総費用の比較
・ 取引コスト理論:経済学で最も効率的とされる
市場取引に変えて、なぜ内部取引が行われるかを説明
・ 市場取引(そのつど最もよい条件の相手と取引、取引相手は価格メカニズムで決定)
・ 組織(内部)取引し(=取引に関わる問題は権限に基づく階層で解決)
・ 市場取引の総費用=財の価格+取引を行う費用(取引コスト取引相手との契約・関係維持の費用、取引の管理費用)
・ 組織取引の総費用=財の製造設備投資費+管理費(取引コスト)
● 取引コストの要因
・ 環境要因
(a) 複雑性(代替経路が膨大で複雑なら他条項で交渉/契約が必要)
(b) 不確定性(代替案の結果が予測困難で監視/管理が頻繁な交渉/契約が必要)
(c) 少数性(代替パートナーが少数だとパートナーの監視/管理が必要)
・ 主体的要因
(a) 限定された合理性:時間が能力を超えた問題は解決できないが、一定範囲の問題は合理的に意思決定できる
(b) 機械主義的行動:パートナーの利益を犠牲にしてでも自己利益を追求
※ 限定された合理性を克服したり、取引相手の機械主義的行動を防ぐための費用が増え市場取引総費用が内部取引総費用を上回ると、内部取引を選択